★ゴールデンウィークのお楽しみイベント★

11月11日は「ピーナッツの日」!千葉県「落花生王国」の歴史や落花生の種類などをご紹介します!

道の駅 みのりの郷 東金がある千葉県は『落花生王国』!国内産の約8割が千葉県で生産されています。

毎年11月11日は全国落花生協会により「ピーナッツの日」と制定されている、ということです。

11月はおいしい落花生の新豆が出回る時期です。 また、落花生は1つのサヤに2つの豆が双子のように並んで入っていることから、1が2つ、11が2つ重なる11月11日を「ピーナッツの日」として、昭和60年に全国落花生協会が制定しました。

※当時の全国落花生協会は、会員制の任意団体として活動していた法人で、現在の一般財団法人 全国落花生協会とは別の法人です

新豆の時期には、ほくほくとした甘みがたまらない生の落花生の塩茹でも楽しめるほか、殻付き落花生や煎り豆も新鮮な風味を味わうことができます。 ピーナッツの日に、おいしい落花生をお召し上がりください。

東金マルシェでもお土産品No.1の千葉県産落花生についてご紹介をさせていただきます。

STEP.1
明治時代
アメリカより種子を導入。
千葉県の落花生の栽培は明治9年に山武郡南郷町(現山武市)の農家牧野万右エ門氏が神奈川県三浦郡中里村から種子を購入して試作したのが始まり。
明治10年、栽培奨励に着手。匝瑳郡鎌数村(現在の旭市)の戸長であった金谷総蔵氏が、落花生栽培及び販売に尽力した結果、旭市を中心とした千葉県の落花生産地が育成されました。
STEP.2
大正時代
旭市から印旛郡台地(現在の八街市、富里市など)へ漸次普及され、八街市付近の畑地では干ばつや砂地などの悪条件に強く、比較的安定した収穫を得ることができる品種(青島種等)が中国から入ったと思われ、次第に栽培面積が増加していきました。
STEP.3
昭和前半
千葉県は昭和2年から農業試験場での落花生研究に着手し、多収で良質な優良品種の改良を目的として、在来種の改良に当たりました。昭和5年には優良品種「千葉43号」、「千葉55号」、「千葉74号」の3品種が育成され、青島種に代わって栽培されるようになり、収量が安定したため昭和10年には4,000ヘクタールに、昭和15年には5,000ヘクタールを上回るようになりました。
昭和27年には千葉県農業試験場において、優良品種「千葉半立」が育成されます。この「千葉半立」は栽培が比較的容易なこと、収量が高く安定していることなどから、印旛郡だけでなく、香取・山武・長生・君津等、千葉県の全県下にわたって栽培されるようになりました。
STEP.4
昭和後半
県及び生産者の一体的な取り組みにより、昭和36年度の作付面積は26,400ヘクタール、生産量は61,000トンに達し、畑作物の中で重要な位置を占めるようになりました。
その後、昭和40年頃を境に、高度経済成長期に入り、他産業並みの農業所得が求められ、落花生から野菜類への作付転換、農地の改廃等により、作付面積は大幅に減少し、昭和62年には11,500ヘクタールとなりました。

千葉県で生産されている代表的な落花生の品種は、

  1. 千葉半立(ちばはんだち)
    昭和27年千葉県農業試験場で在来品種から選抜育成した品種。昭和28年本県奨励品種に採用。
    煎豆の食味は独特な風味があり良好。
  2. ナカテユタカ
    昭和54年千葉県農業試験場で育成した品種。同年に本県奨励品種に採用。
    色沢や粒揃いが良く、煎豆の食味もあっさりとした甘みがあり良好。
  3. 郷の香(さとのか)
    平成7年に千葉県農業試験場で育成した品種。平成8年に本県奨励品種に採用。
    莢は白くて、熟度が揃う。ゆで落花生に適し、食味は良好。
  4. おおまさり
    平成18年に千葉県農業総合研究センターで育成した晩生品種。平成22年に品種登録がされた。
    子実の重さが一般品種の約2倍と極めて大きい落花生。ゆで落花生に適し、甘みが強くて柔らかく、食味が優れている。
  5. Qなっつ(品種名:千葉P114号)
    平成25年に千葉県農林総合研究センターで育成した品種。平成27年に品種登録出願の公表がされた。
    莢は白くて、甘みが強く、煎豆に適している。

東金マルシェには、ただいま落花生の新豆が勢揃いしています!

「ピーナッツの日」のこの機会に、品種の食べ比べをしてみて、お好みの落花生を見つけてみませんか?

どうぞご利用くださいませ。