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みのりの郷東金の生産者のみなさんへ加工場(東金市六次産業化拠点施設)の説明会が開催されました。

道の駅 みのりの郷 東金の生産者の皆さまに向けて、2018年4月18日(水)午後6時より東金市役所5階大会議室にて『道の駅みのりの郷東金に建設された加工場について』説明会が開催されました。

以下、東金市からの説明概要です。

六次産業化ってなんでしょうか?
農林漁業者(1次産業)が、農産物などの生産物の元々持っている価値をさらに高め、それにより、農林漁業者の所得(収入)を向上していくことです。生産物の価値を上げるため、農林漁業者が、農畜産物・水産物の生産だけでなく、食品加工(2次産業)、流通・販売(3次産業)にも取り組み、それによって農林水産業を活性化させ、農山漁村の経済を豊かにしていこうとするものです。

 
加工場(東金市六次産業化拠点施設)の目的
本加工場は六次産業化の拠点施設として建設いたしました。
東金市の主要な農産物である米を粉砕した米粉や、新鮮な地域の農産物を活用した「オリジナル商品の開発」を行い、開発された商品などを流通・販売していくことで、六次産業化の推進と地域産業の活性化を図り、東金食文化の情報や地域の魅力を発信していくことを目的としております。

加工場の整備内容について

床面積は247平方メートルで、木造平屋建です。
右側から、多目室、左に行きまして、惣菜加工室、菓子加工室、加工調理室、中段にいきまして米粉粉砕機室、下段右側より、トイレ、更衣室、倉庫となっております。 

部屋の貸出について
施設内の『多目的室』及び『加工調理室』については、各団体等でご利用いただけるスペースとなっており、借用については『みのりの郷東金』への申請となります。
施設利用申請書にご記入いただき、使用希望日の7日前までに申請をしてください。
貸し出しについては、通常のランニングコスト部分の費用負担をお願いしておりますが、一定の要件はありますが、使用目的が地元農産物などを活用した商品開発にかかる会議や、試作品の調理などのためであれば、減免等で対応いたしますので、ご相談ください。

なお、『菓子加工室』及び『惣菜加工室』については、開発された商品を製造し、試食やテスト販売など行うため、東金元気づくり株式会社で「食品営業許可」を取得することから、貸出は行いません。
この菓子及び惣菜加工室については(1)東金元気づくり株式会社と農業者や事業者の方が連携して商品開発を行う場合と、(2)東金元気づくり株式会社が自主事業で行う菓子や惣菜加工のために使用する部屋となります。

加工場で行う取り組みについて
(1)米粉について
東金市における主要な農産物が米ということもあり、米をそのまま加工するのではなく、米粉を活用した事業展開を行ないます。
これは、国内において米あまりの現状があることで、食料自給力の向上をはかること、米についても付加価値をつけることができるのではという視点から取り組む事としたものです。
本加工場で加工された米粉については、そのまま販売することや外部委託しパンや麺などに加工して学校給食などに提供すること、米粉を使ったレシピ開発をしていくことなどの取組みを予定しております。
本加工場に設置されています米粉粉砕機は乾式で、1時間あたり17kgの処理能力をもっております。

(2)地域の農産物を活用した商品開発について
2017年11月より、千葉県産業振興センターより、専門家を派遣していただき、オリジナル商品の商品開発の打合せをしております。
その中で、地域の農産物を使ったメニュー作りなどをして試作を含め取組んでいる状況ですが、2018年度においても、引続き専門家の派遣を依頼しており、商品開発、試作、来場者への試食やテスト販売など行っていき、商品化を進めていきます。
その他、地域農産物に新たな付加価値をつけるため、農業者や商工業者などとの連携により、オリジナル商品を開発することを考えております。
皆様方のご協力をお願いいたします。

(3)東金元気づくり株式会社の自主事業について
旬の野菜や果物を市場に流通可能にする為の加工方法を開発し、店頭等にて販売を行ないます。
例えば、夏場のナスやトマトなどを加工調理したものを加工することにより、長期保存が可能なり、お客様が一手間加えるだけで簡単に調理できるような物を開発します。出荷量が過多になってしまう農産物の残渣率の軽減につなげていきます。
また、以前よりお客様からのご要望が多かった、自社レストランの人気メニュー(例えばプリンなど)をパッケージ化し、テイクアウトを可能としていきます。
2018年5月中をめどに道の駅 みのりの郷 東金 東金マルシェにおいての試験販売を開始し、併せて市場調査も実施します。お客様のニーズに応えられる商品、流行の商品への開発改良を重ね、ゆくゆくは市内外の小売店や、全国でつながりのある道の駅での販売を進めます。
日本全国どこでも商品PR、道の駅みのりの郷東金の施設PRとなるように通信販売やふるさと納税の返礼品等でも採用されるように積極的にアプローチをいたします。
道の駅みのりの郷東金や「東金ブランド」の知名度をあげていき、より多くの人に来場してもらえるような施設を目指し、出荷者皆様の売り上げに直結していければと考えています。

その他、生産者の皆様より活発なご意見をいただき、約1時間で説明会が終了しました。

ご出席いただきました皆様、ありがとうございました。

これから始まる新たな『東金ブランド創造』に向けて、皆様のお力添えをどうぞよろしくお願い申し上げます。