地元の女性林業家たちが作る『木のぬくもり』を可愛い小物や実用品で体感してください(2024.6.3)

道の駅 みのりの郷東金 東金マルシェのレジ付近に新しく木工品コーナーができました!

山武地域の女性林業家のグループ「さんぶ木楽会」のみなさんが、山仕事の合間に間伐材を使って木質にあった雑貨を手作りしています。

山武地域はサンブスギの産地です。

サンブスギは、千葉県で生まれた優良な性質を多く持つ挿し木スギであり、250年以上前から山武林業地において挿し木造林の技術とともに受け継がれてきたものです。
 
千葉県内におけるサンブスギ林の面積は、平成29年度の森林課の調査によれば9,180haであり、県のスギ林面積の24%に当たります。地域別に見ると比率が最も高いのは山武地域です。
 
サンブスギは、スギ花粉を飛ばす雄花をほとんど着けないことが知られており、雄花の量は種子から育てられた普通のスギの数パーセント程度です。
 
現在、サンブスギに大きな被害を与えている非赤枯性溝腐病は、昭和35年に茨城県で初めて確認された木材腐朽菌による病害です。この病気は幹を腐朽させ、材価を著しく低下させることから林業上の大きな問題となっています。

サンブスギ|千葉県より抜粋)

ということで、現在千葉県のサンブスギの管理は手間、人手がかかり、とても大変です。

そういった現場の問題と日々向き合いながら、「さんぶ木楽会」のみなさんはこのような素敵な間伐材の小物を制作されているのですね。

丁寧に仕上げられた木工品ばかりです。

ぜひお手にとってご覧くださいませ。

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