道の駅 みのりの郷 東金 緑花木市場におきまして、2024年10月20日（日）に「千葉の植木伝統樹芸士実演会」が開催されましたのでその様子をご紹介させていただきます。（主催：千葉県・千葉県園芸協会）
今回の『千葉県植木伝統樹芸士実演会』では「黒松の秋の手入れ」を行いました。
秋の黒松の様子です。
テラスでは植木の手入れに関する動画の放映や、第49回千葉県植木共進会で選ばれた入賞作品の紹介パネル、植木に関する情報提供チラシなどを置いています。
11時イベントスタートでしたが、職人さんたちは10時ごろから手入れをスタートしていました。植木ファンのお客様がすでにお見えになっており、興味津々かぶりつき！の様子です。
今回は東金の「千葉県植木伝統樹芸士」の方2名＋プロの植木職人さんが80万円の値札のついた「黒松」を手入れしています。
秋の「黒松」の手入れは主に『芽摘み』で、黄色くなった葉を手で摘んだり、不要な葉束をカットするなど細かな職人芸です。
細い枝についた葉を見極め、芽吹きそうな箇所を見定めながら丁寧に芽摘みをしていきます。
合間にお客様からの質問にお答えをしながら、あっという間の1時間でした。
手入れはまだまだ終わりそうにありませんが、イベントはここまでです。
ちなみに、これから松ぼっくりが楽しみな季節ですが、実をつけると木に負担がかかるので木を優先するならば実は育てないほうがよいそうです。
こちらは下に落ちていた剪定した黒松の葉束ですが、枝は柔らかく葉もしなやかでびっくり。
松の葉は針のようにトゲトゲしていると思っていましたが、大切に丁寧に育てられ、手入れの行き届いた松はこのようにしなやかなのだそうで、新たな発見でした。
ご参考までに、昨年の『千葉県植木伝統樹芸士実演会』の様子です。
こちらでは主にマキの手入れや技術について解説しています。
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